知覚過敏について 【スタッフブログ】
こんにちは!樋之口歯科クリニックの平野です。暑い夏が続きますが皆さまいかがお過ごしですか?
さて、今回は暑い季節に食べる機会が増えるアイス!そんな時に気になる知覚過敏についてお話ししていきます。
まず知覚過敏症状は、エナメル質の内側にある「象牙質」が露出してしまうことで発生します。露出してしまう主な原因は3つあります。
⚫︎1つ目は力によるものです。
みなさん、唇を閉じて何もしてない時、上下の歯は接触していますか?それとも離れていますか?実は食事の時以外は私たちの歯は離れているのが本来なのです。上下の歯がいつも接触していると、歯も、噛む筋力も働きっぱなし。疲労して傷んでしまいます。健康な歯や、治療が済んだ歯にダメージを与えてしまいます。軽い力であっても、習慣的に圧迫され続けるとエナメル質が傷んで細かいヒビが入り、微細なカケラとなって剥がれ落ちます。力が集中しやすい歯の根元近くは特に傷みやすい場所。ついにはくさび状に欠けて軟らかい象牙質がむき出しになり、むし歯や知覚過敏の原因になります。
⚫︎2つ目はエナメル質の摩耗です。
エナメル質は体の中で一番硬い組織ですが、時間の経過と共に摩耗することで内側の象牙質が露出してしまうことがあり、これが知覚過敏症状の原因になることがあります。
⚫︎3つ目は歯肉の退縮です。
歯肉の退縮が進行するにつれ、歯の根もとの象牙質が露出してしまうことがあります。
知覚過敏予防には、ご自分で今日から実践できることもあるのでぜひ取り入れてみてください!
⭐︎食事の時以外は上下の歯は離すように意識する
⭐︎知覚過敏症状を防ぐハミガキ剤を使用する
⭐︎歯肉を傷つけない正しいブラッシングをする
~当院で知覚過敏に対して行う処置には次のようなものがあります~
・ 生活習慣についてのアドバイス
・ 象牙質の表面にコーティング剤を塗布したり、レジン充填を行うことで刺激を遮断する
・ 正しいブラッシング方法の指導
・ 原因となる噛み合せを調整する などなど。
* 知覚過敏の原因は上記以外にも歯の破折(欠けたり折れたり)やヒビ、むし歯、噛み合わせの異常が原因の事もあります。症状が続くようであれば、早めに当院にご相談いただき適切な処置と指導を受けましょう!
暑さで体調を崩さないように体調管理に気をつけて過ごしましょうね♪